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バイオミメティクス
皆様ごきげんよう。
本日は、自然の不思議とそれが私たちの生活に役立っているお話。バイオミメティクスです。
あまり耳馴染みがなく、聞いたことがないという方もいらっしゃるのではないかと思います。
でも大丈夫、みなさま日々の生活の中で既に出会っております。
バイオミメティクスは、日本語で言うと生物模倣。生物の構造や機能を参考にして、我々の生活に応用しようという発想です。
最初の事例はかなり古く、1780年、カエルの解剖の際にメスを入れると足が動くことにヒントを得て、後に電池を発明したそうです。
かなり遠い気が致しますが。
有名な例は、マジックテープです。植物の構造を研究してテープを開発しました。
更に痛くない注射針。これは蚊の口の構造を参考にしたそうです。確かに蚊に刺されても痛さを感じないですよね。また競技用水着の表面はサメの肌を、電車のパンタグラフはフクロウを、新幹線の先端はカワセミの嘴を模倣して防音対策を、そして最近では、ヨーグルトが付かないふたの裏側は、ハスの葉っぱの表面をからヒントを得たそうです。いろいろ事例がありますね。
スポーツでも、スケートのパシュートや自転車のレースは、渡り鳥がV字で飛行し、交互に先頭を後退することで、集団で疲労を軽減する仕組みを利用しているそうです。自然界って考えなくても、最も合理的な仕組みになっていることに驚きます。
自然の力は素晴らしい、身の回りに実は学ぶものが沢山あると改めて感心した明佐海で御座いました。