よく「優しすぎるね」と言われます。その言葉には褒めてくださっている響きもありますが、「自分らしさがない」という意味が含まれているように感じることもあります。そのたびに、少しだけ胸がざわつきます。
わたしが優しい理由には、いろいろあると思います。けれど正直に言えば、いちばん大きいのは「人に嫌われたくないから」かもしれません。
自分と考えが違う方に出会っても、「そういう考え方もありますよね」と受け止めてしまいます。相手の意見を尊重しているつもりでも、本当は衝突することが怖いだけのときもあります。
そんな自分を、以前は責めていました。けれど今は、少しだけ見方が変わりました。
確かにそれは、相手にとって都合の良い人間に見えるかもしれません。自分の意見を飲み込んで、場の空気を壊さないように笑っている。それは優しさではなく、ただの「迎合」なのかもしれません。
それでも、わたしは誰かの考えを否定したくないと思うのです。わたしがいろんな経験を重ね、何度も悩みながら生きてきたように、わたしの知らない場所で、その人もきっと何かを乗り越えてきたのだと思うからです。
人の数だけ正しさがあり、そのどれもがその人の生き方の証です。だから、できる限り相手の気持ちを理解したいと思っています。それがたとえ、自分の考えと違っていても。
「自分がない人」と思われるかもしれません。けれど、わたしにとって“自分を通すこと”よりも、“あなたを少しでも理解しようとすること”のほうが、ずっと大切に感じられるのです。
わたしは、誰かの考えや価値観に触れることで、少しずつ世界を広げてきました。優しさは、弱さから生まれたものかもしれません。でもその弱さが、わたしの考えに成長できていることでもあります。
もしこの優しさを「都合がいい」と笑う人がいても、それはそれで構いません。わたしの優しさが、誰かを少しでも救えることがあるのなら、それだけで十分です。
そして、そんな不器用な優しさごと「それがあなたらしいね」と受け止めてくださる方がいたら、それがいちばん嬉しいです。
優しすぎるわたしを、そのままのわたしとして愛してもらえたらと思います。
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